2012年2月17日金曜日

再生案『コンセプト=収支』

コンセプト=収支とあえて言わせていただきます。

 コンセプトが良くても収支が合わなければ事業が継続出来ません。
旧ジョッパルが破綻したのも収支が合わないから破綻しました。
青森のアウガも収支が合わないから赤字です。
言い方を変えるならば『収支が合う為のコンセプトは何か?』と考えなければいけません。
事業は最終的に数値の世界です。
収支が合う為のコンセプトは何か?あえてこのような視点で考えるのも必要です。

 みなさん、下記の企業名、または商号を想像してみて下さい。
*イオンモール、ジャスコ、7&I、イトーヨーカドー。
*伊勢丹、三越、松屋。
*アトレ、ルミネ、パルコ。
*ららぽーと、三井アウトレットパーク。

 以上が、全国で有名な百貨店、SCです。すべて明確に想像出来ますね。

 上記に反してローカルな話しですが、
青森のアウガ、弘前ジョッパル。
 以上、明確に、その建物が何なのか想像出来ません。

 コンセプトを明確にすると人は集まり易くなります。
なお言うならば、そのコンセプトでどれだけの集客を見込めるのか?または収支が合うのか?を追求して初めてコンセプトが出来上がります。



 さて『コンセプト=収支』をより具体的に戦略化すると、
商圏人口、人口構成を捉え、競合状況、
可処分所得、地域性、風土、建物の立地を考慮し、初めて全体コンセプトがまとまります。
 次に重要なのは、明確なコンセプトの元、集まったお客様がついで買い出来るような、フロアーコンセプトを打ち出すのが売上げが上がるコツです。業界用語でシャワー効果、噴水効果と言われています。
 私が推奨する計画案ですと、
『入居者の家族が訪問するついでに買い物をする。』
『介護従事者が、2階の幼稚園に子供を預けて仕事をし、仕事帰りは子供を迎えに行き、おやつを食べて、買い物して帰る。』
『近所の人が気軽に来てお茶を飲み、買い物をして帰る。』
『施設内のジムに通い帰りに買い物する』
『行政関連の施設に用を足しにきたついでに買い物して帰る』

 といった、便利でついでにお金を落として行くようなコンセプトが必要です。 
業界用語ですと『客単アップ』と言います。
 
 以上、このような考えの元にコンセプトを考えるのが基本ですが、

 重要な事は『需要が多いのは何?』これに尽きます。

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